c215 戸定が丘歴史公園・戸定邸

千葉県(Chiba-Ken)
2021/03/27 Sat.  



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♪「アルルの女」ビゼー
ピアノ  バージョンです♪

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戸定が丘歴史公園・戸定邸

戸定が丘歴史公園・戸定邸


戸定邸玄関



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No.c215 戸定が丘歴史公園・戸定邸
No.c215 Tojogaoka Historical park・Tojo House
Chiba-Ken /Beautiful Japan
Photo28pieces/GreenSeason
♪=アルルの女 / ビゼー
◆戸定邸、徳川昭武、秋庭
◆戸定歴史館
◆書院造庭園
◆歴史公園、東屋庭園
◆表座敷棟、奥座敷棟、湯殿棟」
◆桜、蟹牡丹唐草文鉢
◇国指定重要文化財、庭園

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インフォメーション

所在地=〒271-0092 千葉県松戸市松戸714-1
TEL= 047-362-2050 / FAX=047-361-0056
入館時間= 9:30~16:30 (17:00閉館)
休館日=月曜日(祝日の時は翌日)
.   年末年始、展示替え期間(歴史観のみ) 
料金:以下の通り
 戸定が丘歴史公園=無料
 戸定邸 = 一般:250円 大学高校生=100円
 歴史館 = 一般:150円 大学高校生=100円
 両館共通=一般:320円 大学高校生=160円
※ 20名以上団体割引あり / ※ 中学生以下は無料
※ 歴史館・特別展はその都度定めます。
駐車場=あり 普通車46台 大型バス5台(要予約)
交通アクセス
JR常磐線:『松戸』駅下車 東口より徒歩10分
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売店








土蔵





土蔵の中


蟹牡丹唐草文鉢 明治時代

 奥の「中庭」(中座敷棟前)に置かれていました。1906年(明治39)1月に徳川昭武が撮影した写真に写っています。金魚の飼育や、睡蓮を育てるのに使われたのでしょう。
 2015年、旧徳川昭武庭園(戸定邸庭園)の国名勝指定を記念して、松戸徳川家3代当主徳川文武氏(昭武曾孫)より寄贈されました。
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戸定邸
国指定重要文化財

 明治時代の徳川家の住まいがほぼ完全に残る唯一の建物です。約2年の建設期間を経て1884年4月に座敷開きが行われました。増築を経て、現在は9棟が廊下で結ばれ、部屋数は23に及びます。旧大名家の生活空間を伝える歴史的価値が高く評価されています。
 江戸時代の大名屋敷の系譜上にありながら、徳川家が権力の座を離れたため、生活様式は大きく変化し、規模が著しく縮小しています。建物は大きく三つに分けられています。
 ■1.来客や他家との交際に使う区画
 2.家族が暮らす区画
 ■3.職員のための区画
各区画の性格に応じて、建物の構成や材木の質が異なっています。
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中庭








中庭








表座敷棟








表座敷棟 中の間












湯殿棟

 家族や来客が使った浴室です。職員用の浴室は別の場所にありました。

 入口左手に脱衣場があり、一段低くなった浴室に小さな浴槽があります。この浴槽は昭和初期頃のもので、昭武の時代のものではありません。

 昭武が所持していた水戸城御殿の図面中の湯殿には浴槽がなく、桶に湯を汲んで体にかける掛け湯によって入浴していました。浴槽につかる入浴法が普及するのは比較的最近のことなので、もしかしたら、昭武の時代に浴槽はなかったかもしれません。掛け湯で入浴した場合、しぶきが脱衣にかかることはなく、合理的な造りとなっていることがわかります。もう一つの見どころは、天井です。同じ張りという技法で幅83cmの杉板が張られています。簡潔さを旨とする戸定邸の中にあって最も豪華な天井です。
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離座敷棟
(秋庭の間)

 戸定邸落成の約2年後、1886年11月に昭武の生母・秋庭(1834-1921)のために増築された建物です。床が南面し、南と西から光が差し込むのは表座敷棟と同様です。西側の崖地は樹林となっていますが、建築当初は樹木が伐採され、江戸川や富士山を望むことができました。
  部屋は三間からなり、床の東は日の出窓のある地袋棚とし、欄間には蝶や雀、竹があしらわれて、軽やかな雰囲気を醸し出しています。一番北側の四畳半は彼女の書斎で、北西端の物入れの場所には水戸藩9代藩主・斉昭(1800-1860)の御魂が祀られていました。
 秋庭は万里小路建房(までのこうじたけふさ)の六女で、斉昭の側室となり、5男1女を生みました。斉昭没後、秋庭と号し、明治になってそれを戸籍名としました。書が巧みで万年青(おもと・観葉植物)を愛し、書斎北側に万年青小屋を建てるほどでした。








書院造庭園

















旧徳川昭武庭園

 表座敷棟の西から南に芝生が広がります。書院の床柱の前に座って眺めるための書院造庭園で、1884年から1887年までに1度目の整備を終え、1890年迄に2度の拡張が行われました。明治時代の古写真には、洋風の技法を用いた芝生面を真南から東へ連なるコウヤマキと西北部のアオギリが木立をなしてはさみ、南西方面の松の木立越しにもう一つの庭園(東屋庭園)へとつながる姿が写っています。洋風技法による芝生面は我が国現存最古で、樹木の木立を主要景観に取り入れる手法は類例がありません。表座敷棟から西に臨む江戸川と富士山も見所です。
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西の風景








表座敷棟/書斎/床の間

甲冑



照明


表座敷棟
(御在所)

 戸定邸の中心となる建物です。南側と西側が庭園に包まれ、皇室や華族家の大切なお客様を迎える部屋と徳川昭武が暮らす部屋(御居間)があります。大名屋敷では来訪者と家族の部屋は別々の建物にありましたが、ここでは一つの建物にまとめられています。
 四面が柾目の柱や75cm幅の一枚板を用いた杉戸など最上等の杉材とそれを生かす高い大工技術は気品ある雰囲気を醸し出し、華美な装飾を排して簡潔にまとめられた空間は庭園との一体感をもたらしています。徳川昭武が求めたくつろぎの空間がここに表現されているのです。
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皇太后さま行啓








お庭のさくらが見事です。

この日訪問したのは
スザナでした。







コウモリの舞う欄間


使者の間棟

 皇室や華族などの大切な方からの使者や身分の高い来客のお供の人々は正式な玄関の南にある内玄関を入り、この建物に案内されました。ここで用件を伝えたり、主人の用が終わるのを待っていました。

 来客が使う部屋の柱は木の中心部を使わない高級なものですが、ここでの柱は中心部を使っているため割れやすく、不規則に割れるのを避けるため、外側に面した部分を意図的に割っています。南側の部屋の下段の押し入れの床板は見事なケヤキの一枚板で、押し入れに使われるのは異例です。欄間には福を招くとされるコウモリが舞っています。

 この建物は1946年に、売却・移築されましたが、半世紀後に所有者から松戸市に寄贈され、元通りの姿に復原されました。
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使者の間棟廊下





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展示パネル・冊子、過去データを参考・引用しました。


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